光強度(キャンデラ、cd)を光通量(ルメン、lm)に変換する方法です。
キャンデラとルメンは同じ量を表していないため、キャンデラをルメンに変換することはできませんが、計算は可能です。
キャンデラからルメンへの計算
均一で各向同性の光源では、光通量 Φv はルメン(lm)単位で、光強度 Iv をキャンデラ(cd)単位で表したとき、
立体角 Ω をストレージアン(sr)単位で掛けたものに等しくなります:
Φv(lm) = Iv(cd) × Ω(sr)
立体角 Ω をストレージアン(sr)単位で表すと、2π倍してコンスの頂角半分の余弦を1から引いた値に等しくなります θ は度(°)で表します:
Ω(sr) = 2π(1 - cos(θ/2))
光通量 Φv をルメン(lm)単位で表すと、光強度 Iv をキャンデラ(cd)単位で、
2π倍して頂角の半分の余弦を1から引いた値を掛けたものに等しくなります θ は度(°)で表します:
Φv(lm) = Iv(cd) × ( 2π(1 - cos(θ/2)) )
つまり、
ルメン = カンデラ × ( 2π(1 - cos(度数/2)) )
または
lm = cd × ( 2π(1 - cos(°/2)) )
例
光強度 Iv が400cdで、頂角が60°のときの光通量 Φv をルメン(lm)単位で求めるには、
Φv(lm) = 400cd × ( 2π(1 - cos(60°/2)) ) = 336.7 lm
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